【本レビュー】図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!(2017年11月)
転職活動をしている中で
『不動産投資』に興味を持つようになったのがきっかけで、
初心者向けのわかりやすい本を読んでみようと思いました。
kindleでいくつか探してみたところ、
ちょうどprime readingで目に留まったのが
経済のプロ・山崎 元さんとライター・大橋 弘祐さんによる
ベストセラーのリニューアル版
「図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」
ベストセラーだけあって、
amazonレビューを一通り読めば
この本に書かれていることはある程度理解できます。
●感想
率直な感想としては
「社会人になりたての自分に読ませてあげたい。。」
そんな内容でした。
私はいまFP2級の勉強中なんですが
メガバンの窓口で優しい銀行員さんに営業されて
まんまと外貨建て保険に加入した経験があります。(笑)
大学を卒業したばかりの新卒でもこの本を読んでいたら、
その場で外貨建て保険に加入することもなかったでしょう・・・。
まとまった貯蓄もないのに、つみたてNISAではなく
あえてNISAを選ぶこともなかったでしょう・・・。
多くの人がレビューに書いてあるように、
この本のそもそものターゲットは
『20~30代ぐらい・独身男性・サラリーマン』でしょう。
ある程度まとまった貯金がある人を前提に書かれていますが、
知識としては新卒の時点で持っておくべきものばかりです。
私は「ぜひ学生のうちに、男女関係なく読んでほしい!」と思います。
この本を読んで、最低限の知識と
「銀行員や保険屋には騙されないぞ!」という心構えで
まずは投資に回せる余剰資金を貯める。
投資の為に生活を切り詰めては身も蓋もないので、
無理ない範囲で2年ぐらいかけて50万円程度でいいと思います。
新卒から始めても十分だと思いますが、
時間がたっぷりある学生のうちに勉強できていれば
新社会人としてはだいぶアドバンテージになりませんか?
学生の間でもマルチや情報商材等の怪しいビジネスが横行していますし、
おカネに対するリテラシーを上げる意味でも有効だと思います。
一つ一つのテーマに対する根拠はそこまで具体的ではないですが、
タイトル通り『難しいことはわからない』という人にとっては
ちょうどよいボリュームで、30分程度で読み切れそうです。
あとは個人的には、持ち家or賃貸論争の部分が
もっと詳しく書いてあると嬉しかったです。
これは人によって意見完全に分かれるところですが。。
ちなみに私は持ち家派です。そろそろマイホーム欲しい。
ちょうど在職中に加入していた企業型DCから
iDeCoに切り替えるタイミングだったので、
後日投資信託のページを読み返しながら組み直したいと思います。
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【私の独断】投資初心者の心得まとめ
・投資の前に、まず公的保険の基礎知識を勉強する
→民間の保険に加入すべきかどうか判断しやすくなる。
・生活資金なのか、娯楽費用なのか、何歳に何円、年金+何円など
使い道や目標額をある程度明確にしておく
→自分のリスクに対する許容範囲や
どんな金融商品に投資したらいいかを判断しやすくなる。
・貯蓄性のある保険など、
特性の分かりづらい商品は注意!
→中級~上級者向けの商品。
手数料、元本割れリスク等を十分に確認する
・銀行、保険など営業マンが強く勧めてくる
金融商品には安易に手を出さない
→営業マンのインセンティブ=手数料高かったりハイリスクだったりする
どうしても買いたければ、よく調べてから
窓口ではなくネット申込を利用する。
「いやいや違うだろ!」っていう意見がありましたら
是非アドバイスをください・・。
Twitterの質問箱も受け付けています!
これからも少しずつ勉強していきます。